ビタミン剤を飲むのは食後でいいいのでしょうか? という質問をよくいただくのでこれについての答えを紹介します。
ビタミンA ビタミンD ビタミンE の3つは食事に含まれている脂肪分によりて吸収されやすくなるので食後にのむと非常に効果的です。
便秘の人はビタミンCをたっぷり
ビタミン剤は、消化器が活発に働いている食後にのんだほうが、よく吸収されます。ビタミンA ビタミンD ビタミンE の脂溶性ビタミンは、食事に含まれている脂肪分によって吸収されやすくなるので、食後にのむと非常に効果的です。
したがってお茶漬けさらさらのような食事では、脂溶性ビタミンはよく吸収されません。脂肪分のある食事のときに効果を発揮します。にんじんを炒めて食べるほうがビタミンA を吸収しやすいのと同じ理屈です
牛乳は脂肪分が多いので大丈夫です。
ビタミンC も食後にのむのがベターです。空腹時に何か摂取すると、その成分は早く吸収されます。 ということは、過剰に摂取した分はすぐに排出されてしまいます。 満腹時(食後)に摂取すると、他の食べ物もあるためビタミンCの吸収はゆっくりです。空腹時に何か摂取すると、その成分は早く吸収されます。 ということは、過剰に摂取した分はすぐに排出されてしまいます。 満腹時(食後)に摂取すると、他の食べ物もあるためビタミンCの吸収はゆっくりです
人によっては、ビタミンC を大量にのむと下痢気味になります。しかしその性質を逆手にとって、便秘の人は ビタミンC を大量に食前に服用するといいかもしれません。下痢をしてしまったら少し減量して調整するといいでしょう。
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ビタミンC は 1 日 3 回に分けて飲むのがベスト
体に入ったビタミンは、それぞれ有効に活用される粋が定まっています。したがってその枠を超えて服用しても、余分なものは排泄されるだけです。とくに 水溶性ビタミン は、一度に多量に入ると血液から尿へすぐに排泄されてしまいます。
そこでビタミンB群、ビタミンC などの水溶性ビタミンは、朝、昼、夕食後に分けてのむと、体に適量ずつ供給され、効果的です。
たとえば ビタミンC の場合、1 g を 1 日 3 回に分けてのめば、1度に 2 g のむ効果に匹敵するといわれるほどです。ビタミンB1 はアルカリに弱いため、重曹の入った胃腸薬と一緒にのまないようにします。
薬局・薬店に行くと、「○○胃散」というお薬があります。 これは胃病の散剤、つまり胃のための粉ぐすりです。 この成分はどれも炭酸水素ナトリウム、俗にいう重曹が入っています。 炭酸水素ナトリウムは水に溶けてアルカリ性を示し、出過ぎた胃酸を中和します。ビタミンB1 と一緒に飲まないようにします。