ビタミンC は ガン予防 効果大 についてです。ビタミンC の抗酸化作用によって、ガン化しやすい上皮細胞が酸化されない、というのが研究者たちの見解です。
高濃度では ビタミンC は抗がん作用を発揮することがわかってきました。 がんに対する高濃度ビタミンC点滴療法は、ノーベル賞学者のライナス・ポーリング博士が1970年代に「ビタミンCの投与によって末期進行がんの患者さまの生存期間が4.2倍~6倍延長した」という研究結果を発表し、注目されるようになりました。
ビタミンで病気予防
最近ではビタミンを大量に摂取することで、ビタミン欠乏症以外の病気を予防したり、治したりする考えが普及しています。以前は一部の美容マニアのような人たちの間で注目を集めていましたが最近は、一般の方にも認知されてきました。
そのきっかけをつくったのがアメリカのポーリング博士(タンパク質と抗体の研究でノーベル化学賞、反核平和運動でノーベル平和賞を受賞した世界的な学者)。
ポーリング博士が1970年に 「 ビタミンC を毎日グラム単位で摂取すれば風邪は予防できる 」 と提唱して以来、 ビタミンC のもつ薬理効果が注目されるようになりました。
これには皆驚きました。ビタミンC の1 日所要量は 50 mg。ポーリング博士は、何と所要量の20~40倍もの量をとるようにすすめていたのです。
ビタミンC 1 g は錠剤ならかなりの量になりますが、最近よく出回っている粉末状のビタミンCなら、それほど多量ではありません。
ガンになる確率は4分の1に減少
さらにポーリング博士は
「 ビタミンC を 1 日に 100~200 mg とった人は、成人の必要量とされている 50 mg しかとらなかった人に比べ、ガンになる確率は 4 分の 1 に減少するだろう」と提唱しました。
ビタミンC のガン予防効果については否定的な見解をもっ人がいます。しかし賛成者は ビタミンC のもつ抗酸化作用によって、ガン化しやすい上皮細胞が酸化されず正常に保たれるからだろう、と考えています。
ガンには ビタミンC が豊富なブロッコリーがよいでしょう。
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