ジュース ( 清涼飲料水 ) は ビタミンB1 不足 を招く 原因になります。ジュース(清涼飲料)はかなりの量の砂糖で昧つけされており、その糖質を代謝するために ビタミンB1 が多量に消費され、ビタミンB1 不足になります。口当たりがいいので、どうしても飲み過ぎてしまうので注意しなければいけません。水分補給にジュースを飲む習慣がある人は特に注意しなければいけません。ゼロカロリーなどの表示があれば安心だと思ってはいけません。ビタミンB1 不足は
- 食欲不振
- イライラ
- だるさ
- 倦怠感
- 動悸
- 息切れ
といった症状がでます。また、この状態を放置すると脚気とウェルニッケ-コルサコフ症候群などの病気にかかります。
脚気は乾性脚気では対称性の末梢神経障害(痛覚過敏や深部知覚鈍麻や痺れ等)、湿性脚気は浮腫や急性の髙拍出性心不全(脚気衝心)を呈します。 ウェルニッケ脳症は急性の経過で発症する意識障害、外眼筋麻痺(複視や眼振)、歩行障害などの神経兆候を呈します。
ジュースの多量の糖質は ビタミンB1 を多量に消費する
いまはどこへ行っても、自動販売機で清涼飲料が手に入るので、ついのみすぎてしまう人が増加しています。コンビニやスーパーでも清涼飲料水の売り場スペースは拡大する一方です。
しかし清涼飲料は、かなりの量の砂糖で昧つけされているため、うっかりしていると ビタミンB1 が不足してしまいます。
糖質のなかでも砂糖は吸収がよく、その多量の糖質を代謝するために ビタミンB1 がやはり多量に消費されるからです。
ただし清涼飲料ののみすぎで不足するのは ビタミンB1 だけ。
ビタミンC は ビタミンC が添加された清涼飲料が多くビタミンB1 ほど問題にはなりません。それではB1も添加してくれればいいのに、と思われる方がいるかもしれませんが、ビタミンB1 を添加すると清涼飲料がぬか臭くなり、昧が悪くなってしまいます。カルシウム以外のミネラルも、添加は不適当。ミネラルは、所要量を少し超えただけで中毒症になることが多いためです。
清涼飲料の弊害
清涼飲料で砂糖をとりすぎると、ビタミン不足のほかに、カルシウムが欠乏するという問題が生じます。やはり ビタミンB1 と同様、砂糖を代謝するときにカルシウムが消費されるためです。これもビタミン不足とは関係ない話ですが、清涼飲料ののみすぎは、精子をつくるのに必要な亜鉛の欠乏を招きます。現代人が子供が出来にくいのは糖質の過剰摂取を訴える専門家もいます。
最近、若い男性に精子の少ない人が増えているといいます。その原因のひとつは、清涼飲料ののみすぎではないかといわれています。どうか若い人は、清涼飲料はほどほどにしましょう。