野菜 の ビタミン を少しでも 長持ち させる 方法です。野菜は傷みやすいので、長持ちしませんが、工夫次第で少し長持ちさせることができます。
葉野菜はゆでたあとラップで包んで保存。ビタミンは空気に触れると酸化しやすいため、空気が入りこまないようラップを使ってピシッと隙間なく包みます。ラップするときは、野菜のサイズに対して大きすぎると隙間ができてしまうのでジャストサイズがおすすめです。
基本的にはビタミンロスを減らすには新鮮なうちに食べることが大前提です。時間があれば計画的に購入して計画的に調理するのがベストですが、忙しい人が多く難しいのが現状です。
葉もの野菜 は購入してきたらすぐにゆでる
ホウレン草、小松菜などの葉野菜は冷蔵庫で保存しているあいだに、 ビタミンC がどんどん減少していきます。これは、葉野菜に含まれるアルコルビナーゼという酵素が原因。
この酵素が ビタミンC の酸化を早めてしまうからです。しかもアスコルビナーゼは、ゆでると破壊され、働かなくなる性質があります。
そこで葉野菜は、買ってきたらすぐにゆでて、ラップでていねいに包んで保存するようにします。
ビタミンは空気に触れると酸化しやすいため、空気が入りこまないようピシッと包んでください。こうして冷蔵庫で保存すれば、1週間ぐらいなら ビタミンC は失われることはありません。
できれば、野菜はゆでたら冷凍保存せずに、新鮮なまま食べてしまうのが一番です。時間が経過した野菜にはほとんど栄養がありませんので摂取できるのは食物繊維ぐらいになってしまいます。ビタミンを摂ることを考えたら時間経過した野菜は効力がありません。
ニンジン カボチャ ジュースの飲み方
ビタミンの宝庫のような にんじん にも、アスコルビナーゼが含まれています。したがってすりおろしたニンジンを大根おろしに加え、モミジおろしにすると、アスコルビナーゼの作用で ビタミンC が酸化され、30 分で大根の ビタミンC が 90 % 近く失われてしまいます。すりおろすと色が変化したり味が落ちてしまうのはこのためです。
ただしアスコルビネーザは酢に弱いので、紅白なますは大丈夫です。酢を使った料理はビタミンロスに関しては非常に有効です。
野菜ジュースに生の にんじん を入れると、ほかの野菜の ビタミンC を破壌してしまいます。にんじんを入れたい場合は、にんじんジュース を飲みます。カボチャもアスコルビナーゼを含むので同様です。ニンジン、カボチャは、さっとゆでてからミキサーにかけ、すぐにのむのがいいでしょう。栄養価の高いものを何でも入れればいいというわけではないので注意です。