ビタミンの色 についてです。色のついたビタミンは ビタミンB2 の黄色と ビタミンB12 の赤色の 2 つだけです。あとのビタミンははとんどが無色です。ビタミンはカラフルなカラーをイメージする人は、野菜のカラフルな色とリンクさせてしまっているのかもしれません。
ビタミンC は本来無色ですが、レモンをイメージするためか黄色のようなイメージがあります。ビタミン というのは その食材のイメージが強いということです。ビタミン は、ビタミン剤で摂るより食品、食材で摂りたいものです。
ビタミンC は無色の粉状 ビタミンの色
ビタミンC を豊富に含むレモンが黄色で、ビタミンC剤が外側が黄色いところから、ビタミンC は黄色だとイメージしている人がいるかもしれません。
しかし残念ながら ビタミンC は無色です。色のついたビタミンは、 ビタミン B2 と ビタミン B12 の 2 つだけで、あとのビタミンはほとんどが無色です。
ビタミンカラー は、柑橘類に見られるような明るいビビッドな色調の総称です。明るい黄色、緑色、オレンジ色など。柑橘類にビタミンC が豊富なことから呼ばれるようになりました。このビタミンカラー もビタミンを明るいびびっとな色をイメージすることにつながっているのかもしれません。
次に、ビタミンの形状と性質についてです。純粋なビタミンなら、どのビタミンも結晶として抽出できます。抽出された ビタミンB2 も ビタミンC も、見た目は白い粉状です。ビタミンのなかには、空気中に放置しておくと酸化されて破壊されやすい性質のものがあります。
とくに脂溶性ビタミンの ビタミンA ビタミンD ビタミンE ビタミンK は、アルコールやベンジンなどの有機溶剤に溶かし、窒素ガスのなかに密封して保存しないと壊れます。
水でのんでも効かないビタミンがある
ビタミンA などの脂溶性ビタミン は、水にほとんど溶けないため、お腹がすいているときに水でのんでもあまり効き目がありません。油を使った料理を食べたあとにのむと、よく吸収されます。ニンジンは油で炒めたほうが栄養吸収がいいのはそのためです。
水溶性ビタミンのB群と ビタミンC は、水でのんでも大丈夫です。ただし同じ水溶性のビタミンといっても、その溶け方はさまざまです。
B1 や ビタミンC は水によく溶けますが、B2 のようにお湯に入れてかなりの時間かきまわさないと、よく溶けないものもあります。ビタミンそれぞれに特徴と吸収のされ方はそれぞれですので特徴を理解するといいでしょう。ビタミンB2 はお湯で飲んだほうが吸収がいいでしょう。